学習サポート
本校には始業や終業を告げるチャイムはありません。生徒たちは連絡ボードやホームルームでの伝達事項などを自ら確認し、手帳と時計を使ってスケジュールを管理します。このように本校の学校生活はすべての時間で主体性が求められ、育まれます。あらゆるアプローチで真の主体性と課題解決力を育む。これが私たちの実践する芝柏流学習サポートです。
未知の世界を切り拓く人材、学び続ける人材を育てるために、学校行事やクラブ活動も大切な学習の場であると考えています。文化祭、合唱祭、運動会(中学)・球技大会(高校)の他、博物館見学や芸術鑑賞会、地域清掃や福祉体験、保護者の協力による仕事塾や社会体験、大学見学、そして宿泊研修など、自分たちで計画を立て、実行し、多様な考えと出会う場を数多く用意しています。
そこで、芝柏では、「目標達成シート」や「振り返りシート」などの様々なシートを使って、生徒それぞれが目標を設定し、課題を考え、実行していく姿勢を育てようと考えています。手帳指導などと合わせて、生徒自身のPDCAサイクルの実現が目標です。
手帳指導 ~チャイムが鳴らないから、時間割はすべて手帳で管理~
共通の手帳を持ちながら、タスク管理や目標管理などの手帳術を学びます。予定を記入するだけでなく、やることや、いつやるかを記入し、やったかどうかをチェックすることを基本に、自分が目標のためにやるべきことを手帳に記入しながら、目標の実現を目指します。
目標達成シート ~プロセスを記せば、夢は目標になる~
2週間に一度、目標達成シートを記入し、自らの課題や克服する方法、やるべきことを書き出します。本校では、試験勉強の計画は試験前に立てるものでなく、試験直後に行い、毎日の学習からPDCAサイクルの中で、見直しをしていきます。
自学自習研修 ~自ら学ぶ姿勢が身に付く~
中学1年次の4月には、自学自習研修が行われます。この研修では、様々な記憶術やマインドマップを用いたノート術、自分の考えを書き出していくタイムプレッシャーライティングなどの学びを通して、効率よく、工夫して「学ぶこと」を学びます。自ら学ぶための方法を指導し、中学3年次では、自らが後輩に教えることを通して、自分自身が学んでいきます。
SK学習ルーブリック ~主体的に、協働して深く学ぶ~
2017年度からスタートするSK学習ルーブリックは学びのあり方を生徒が決定していくチェックシートです。「主体的な学び」「深い学び」「協働する学び」のそれぞれについて、2項目ずつ、計6項目の学びのあり方のレベルが記されています。生徒それぞれがこの6項目について、自らの学びのありようを自己点検していきます。先生もこのルーブリックによって授業を見直し、芝柏流の学習サポートを作っていきます。